役割分担を指示書に落とす

評価基準
わたしの判断軸は、「どんな成果を目指すか」「どんな素材で構築するか」「どんな希望を反映するか」
この3つの基準が、制作の品質と再現性を支えます。これらを明確にしておくことで、デザイナーやライター、開発担当など、異なる専門職が同じ目的地へ向かうことができます。
A─ゴール
フェーズに合わせた顧客の目的、達成に必要なコンテンツとは。

B─素材
コンテンツに沿った素材をだれが、いつまでに、どういう方法で集めるか。

C─希望
デザイン・機能の希望をどこまで取り入れるか。予算をどうするか。

目的を可視化するプロセス
評価基準に基づきヒアリング
ヒアリングは、課題の深掘りと方向性の明確化を行うフェーズです。「誰に・何を・どう伝えたいか」という根本的な質問から始まり、目的別(採用・PR・企業紹介など)の構成を一緒に検討します。重要なのは、“感覚のすり合わせ”よりも“基準の共有”です。それが、後のデザイン・機能判断を支える根拠になります。
A─ゴールについて
どこの誰に、何を伝え、どうリアクションしてもらいたいか。理由からサイトの目的を設定します。
何を目的とするサイトなのか
1、コーポレート
2、PR(問題解決型)
3、PR型コーポレート
4、採用
5、店舗紹介
6、イベント紹介
7、複合サイト
どこの誰に見てもらいたいのか(顧客層)
BtoC(企業 対 個人)
BtoB(企業 対 企業)
CtoB(個人 対 企業)
CtoC(個人 対 個人)
リアル:お客様との会話でニーズを知れます。
ネット:Xやインスタグラムのハッシュタグで生の声を参考にします。
目的に沿ったコンテンツを用意
A、企業紹介(company)
会社概要・経営者メッセージ・経営理念・採用情報・沿革・歴史・アクセス・設備紹介
B、事業紹介(business)
製品サービス一覧・開発者紹介・実績・価格表・品質管理・生産管理・お客さまの声・ソリューション
選ばれる理由・コンセプト
C、サステナビリティ/取り組み(csr)
環境・健康推進・人材の育成強化・社会貢献活動・個人情報保護法・サイトポリシー
D、カスタマーサポート
注文ガイド・Q&A・お問い合わせ・資料請求・お見積り・はじめてのご利用・受注納品までの流れ・サイトマップ・ダウンロード・お約束
E、オリジナルコンテンツ
○コラム:技術・働き方・道具・お客さまとのやりとり
○評論:専門家としての意見や分析
○ハウツー:レシピ・用語集・豆知識
○レポート:体験・開発秘話
F、ニュースリリース
セミナー紹介・季節・企画・イベント告知・業務報告
付加価値あるコンテンツとは、ユーザーにとっての有効性です。価値ある情報を通じて、ユーザーとの関係性を維持することを目的としています。
「信頼感」
200年の歴史があったとして、「文字のつづり」だけでなく、200年続いている証拠をコンテンツで説明。
「親近感」
社内の雰囲気をSNSや動画で発信
「コミュケーション」
顧客に役立つオリジナルのコンテンツを発信し続ける
ユーザーと交流する場を提供
(SEO対策も考慮)
コンテンツはSEO(検索エンジン最適化)を考慮しながら文章やキーワードタグを配置します。検索意図(キーワード)と中身のマッチ度も重要です。
どんな提案で導くか
提案+具体的なアクションの提示
提案でおすすめなのが、「ニーズを埋める問いかけ」「強みを生かした問いかけ」。最近はAIに提案事例を調べてもらいます。はじめはハードルを下げ、小さな問題解決でコミュニケートします。
B─素材について
文章・写真・ロゴ等は御社でご用意いただきます。
・アイキャッチにつながる大き目の画像(2000×500ピクセル)
・各ページに掲載する写真
・各ページに掲載する文章
・名刺・ちらし・パンフレット・雑誌などの情報
ある程度、素材が揃ってから制作に入ります。品質にこだわるなら、資料作成後の発注をおすすめします。
C─希望について
希望をベストなカタチにするのがデザイナーの仕事。実現可能かは別として(予算・スキル問題)、まとめておいてください。優先事項があればお聞かせください。
実務
予算 納期 サーバー管理 SLL化 ライティング フォト撮影 動画撮影 メール設定
設計
ページ構成 アイデア 機能性 操作性 SEO SNS設置 システム連動
視覚デザイン
装飾 カラー タイポグラフィ 知覚心理
以上ですり合わせは終了です。あとはヒアリング内容を整理し、簡単な指示書を作成します。
3人寄れば文殊の知恵
以上ですり合わせは終了です。あとはヒアリング内容を整理し、簡単な指示書を作成します。
あとは指示書に沿って作るだけ
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