こんにちは、制作担当コサカです。
このトピックスは、実際のヒアリングで浮かび上がった発注者さんの疑問(質問されたこと)を掘り下げます。実際の話でうまく説明できなかった点を思い出し、具体的かつ効果的な答えを再定義する試みです。

今回のお題は、
「5万円のホームページで、お客さん来るの?」
結論、効果の内容にもよりますが、弊社のスタートアッププラン(5ページ)で費用対効果が勝る場合がございました。ようは発注者さんの「目的達成度」をどう設定し、「検索ニーズの競争力」をどう乗り越えるかでした。
本日、掘り下げたこと:
1、目的達成度とは
2、検索ニーズの競争力
3、まとめ

1、目的達成度とは
ホームページを作る目的は「いわゆる成果」ですよね。
内容はさまざますですが、ザっと挙げると
アポイントメントをとってもらいたい
来店してもらいたい
成約に必要な知識を深めてもらいたい
エントリーをしてもらいたい
参加予約をしてもらいたい
購入機能を提供したい
こんな感じでしょうか。
さらに成果には達成の難易度があります。たとえば、相談窓口を設けることはできますが、実際に検索者に行動してもらえるか(お問い合わせボタンを押す)は別な話。ネット黎明期と違い、ネット上にはライバルサイトがあふれており、選ばれないといけない。そのための仮説立案・検証・改善の努力が必要です。
今回は意外だったといえば失礼ですが(笑)、スタートアップ制作から始めた街の時計屋さんの施策例を挙げてみたいと思います。
施策は「検索エンジン対策」「youtube豆知識動画配信」の2つ
「地域×時計」「地域×時計×ニーズ(電池交換・修理・販売・オーバーフォール・バンド交換等)」のキーワードで上位表示させ、集客に結びつけました。
https://www.google.com/search?client=firefox-b-d&q=%E7%94%B0%E7%94%BA%E3%80%80%E6%99%82%E8%A8%88
さらにyoutube経由では、時計のメンテナンスや電池交換の豆知識など、教育ネタを動画配信。それぞれをホームページに紐づけしました。
https://www.youtube.com/user/HirataWatch/videos
※ホームページがない方は、直接住所と電話番号を明記して、来店を促してください。
ただ、アクセスしてもらっても、成果に結びつかなければ意味がない
じつは最初のヒアリングで、店主さんの目的は「来店」
それが成果、共通認識はできており、
「来店」=「安心コンテンツ」が弊社の行き着いた答えです。
お店の人がどんな人か分からなければ、行きずらいのが人の心理。
不安を解消する工夫として
・お店に来やすいように、人柄をしっかり伝える
・お店までの道のりを詳しく説明する(スマフォ・PC用)
・予め疑問点になりそうなことを明記し解消してもらう
心理的部分を強化することで来店の確率を上げました。
本来アナリティクスを使って、アクセスや転換率の統計を取りたかったのですが、そこまで望んでいなかったのでやってません。
2、次に「検索ニーズの競争力」の理解
これは狙ったキーワードがグーグルで上位表示できるかです。はじめてSEO対策に挑戦する場合、ニッチじゃないと無理です。ライバルサイトが大企業だったり、文字数多めのページがズラリ並んでいたら、方向転換してください。弊社は確実に上位表示できる「複合3キーワード」で攻めます。
金型精密部品工場のホームページのお話
大田区に金型加工会社はたくさんあり、ありきたりの関連キーワードだと上位表示が難しいと判断。金型加工のさらに細分化された「プロファイル加工」に特化しました。
「大田区・金型・プロファイル加工」
とにかく1ページ目に表示されないと集客できないので、ニーズがあるなら、そこを狙うべきです。1ヶ月1アクセスだったとしても、目的達成の強弱を調整することで、成果につながりますから。そのため集客に影響するホームページタイトルは最重要課題。キーワード設計がない状態で作るのは避けたいものです。
以上、
「スタートアップ制作」を対象にした、成果についてお話ししました。
費用のかからない5ページのホームページでも、信頼構築のためのツールと割り切れます。SNSやYoutubeから集客し、難易度の低い成果を目指すこともできますから。
ようはホームページで何を達成したいか決めて、その効果を把握する基準を、ご自身で設けることです。
まずはWEB集客を実践しつつ、成果の難易度を再検証してみください。さらに言うと「ホームページのクオリティ」はその難易度に比例します。その辺の希望も踏まえ、将来のページ数増加・コンテンツの質向上・心理的テクニックなど、徐々にステップアップしていただければ幸いです。